賢いお位牌の選び方

お位牌は亡き方そのものです。よく働いてくれたお父さんそのもの。家族お思いでやさしかったお母さんそのもの。大切な思い出につつまれて手を合わせるもの。故人にふさわしい良いものをお選び下さい。お位牌は半永久的に大事にしてお祀りするものなので、品質と共に長い年月に耐えられる形の美しさ・普遍的な形も大事だと思います。

お位牌の大きさの選び方

お位牌の大きさはご宗派による違いはありませんので、ご自分と故人の感性・お好みにあったものをお選びになることが多いと思います。お仏壇の大きさに準じてお決めいただく事が大事です。お仏壇に調和よく納まる大きさがよろしいと思います。

■初めてお位牌を買うお客様へ

お仏壇がある方はその仏壇のサイズに合わせてご購入ください。お仏壇の型にもよりますが、上置型のお仏壇で、札丈40号・45号位、通常型のお仏壇で、札丈45号・50号位の大きさのお位牌が目安になると思います。

お仏壇よりも先に位牌をご購入される場合には、大きな位牌をご購入いただきますとその位牌に合わせた大きな仏壇が必要となります。後からお位牌が入らないということのないようにサイズは注意してご購入ください。

■初めてお位牌を買うお客様へ
■すでにお位牌をお持ちのお客様へ

すでにお位牌をお仏壇の内にお祀りされている場合、ご先祖様のお位牌と同型で、サイズは同じが少し小型のお位牌がいいとされてきた事もありますが、最近はデザインや品質も昔よりよくなっているので、仏壇の雰囲気や、故人に相応しいものを自由に選んで頂いております。

また大きな功績やその家や家系にとって大きな足跡を残された方であれば先祖よりも大きくすることもございます

お位牌の形の選び方

お位牌の形も大きさと同様に宗派による違いはありませんので、ご自分と故人の完成・お好みにあったものをお選びください。新型のお位牌で、蒔絵入りの斬新なものやすっきりとした形のお位牌もございます。家具調のお仏壇に合わせてお選びになられる方も増えています。形の種類については、位牌のいろはをご覧ください。

お位牌の形の選び方
お位牌の素材の選び方

本位牌には黒塗り、金箔押し、黒檀・紫檀などの種類があります。 唐木仏壇には唐木位牌、金仏壇には塗り位牌といった制約は一切ございません。ご自分と故人の感性・お好みにあったものをお選びになることが多いと思います。素材の種類については、位牌のいろはをご覧ください。

文字の仕様について

お位牌の表面には、「戒名」と「亡くなった没年月日」、裏面には「俗名」と「行年又は享年 亡くなった時の年齢」を記します。「亡くなった没年月日」は、裏面に入れる場合もあります。

年齢は数え年で数えることが多いですが、満年齢で表すこともあります。文字入れには、「彫り文字」と「書き文字」があります。仕上がりの風合いと金額が変わります。

文字の仕様について
彫り文字
彫り文字

「彫り文字」には「機械彫り」と「手彫り」があります。「彫り文字」の場合ですと、長い年月が経って、文字が読み難くなったときに、彫刻された文字に金粉等を入れる事により、文字が甦るという。

■「機械彫り」はより整ったきれいな書体になります。お位牌にはわが家の記録の側面もあるので読みやすいという点も大事な要素になると思います。

■「手彫り」は、味わいのある彫り文字になりますが、職人の独特の風合いがでることがあります。

書き文字
書き文字

書き文字」の場合も「機械による書き文字」と「手書き文字」があります。彫刻と同じことが言えると思います。

■「機械彫り」はより整ったきれいな書体になります。お位牌にはわが家の記録の側面もあるので読みやすいという点も大事な要素になると思います。

■「手書き文字」は、味わいのある彫り文字になります。職人の独特の風合いがでることがあります。

価格について

素材、造り、産地によって大きな差があります。本漆、新漆、本金箔、本金粉、台座の細工・デザインなどによって違ってきます。 特に日本製と海外製では価格差が大きくなっています。

ご夫婦でのお位牌について

お位牌には、一つの位牌にお一人の戒名をお入れしますが、ご夫婦の場合、一つのお位牌にご夫婦お二人揃えて戒名をお入れする場合もあります。

一般的に夫の戒名が向って右側、妻の戒名が左側に入ります。裏面も夫が右側、妻が左側に入ります。

このご夫婦のお位牌の場合の形や大きさは、通常の形や大きさのものをお選び頂いて結構です。お二人だから、特別に巾広のものでなければならないということはありません。

ご夫婦でのお位牌について
お位牌を長男・実家以外で作る場合

ご先祖や亡くなった故人をご供養するのに、長男も次男・三男も本家も分家もありません。ご先祖や父や母は本家・長男の方だけのものではありませんし、兄弟みんなのご先祖や父や母です。

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